印刷がすごく汚くなる問題について
印刷が汚くなる。
左はサポートを変につけてしまったやつなので汚いが、 右は右で十分汚い。
汚くなっている原因を見ると、 印刷中、レイヤー変更を行う際に1秒程度停止している時間があることがわかった。 その停止している間にノズルから無駄なフィラメントが漏れ出て造形物が汚くなる。
最初はこの問題は、スライサーソフトの設定かと思い、いろいろ確認したがそんな項目は存在しない。 gcodeについても調べてみたが、そんな項目はない。 レイヤー変更時の引き戻しを有効にしたりしてみたが大きな改善もない。
困ってツイッターで以下のように聞いてみたところ、 ありがたいことに、ちゃたろう (@ichizendad)様から以下のようなリプライをいただいた。
個人的な経験でになりますが、演算が追いつかない、もしくは電力が足りない時にそういった挙動が多かったです。
— ちゃたろう (@ichizendad) August 11, 2022
Octoprintを使っていれば通信ケーブルが悪い、ラズパイの電流不足。使っていなければ電源の不良、マイクロステップ増やしすぎ、SDカード不良等でしょうか🤔
SDカードは、Ender-3V2に付属でついてきたものをそのまま使用していた。 一旦これが最大の原因である可能性高いと思い、Amazonで速いSDカードを購入。(ダイレクトマーケティング)
Amazon | バッファロー microSD 64GB 100MB/s UHS-1 U1 microSDXC【 Nintendo Switch/ドライブレコーダー 対応 】V10 A1 IPX7 Full HD データ復旧サービス対応 RMSD-064U11HA/N | バッファロー | microSDカード 通販 公称最大読み込み速度は100MB/秒
届いたので速度を測ってみる。
ここで購入したSDカードに問題があることが判明。 それは、Ender-3V2が使用できるSDカードのフォーマットがFAT32のみであること。 64GBのSDカードを購入したため、フォーマットにFAT32を選択できない。(NTFS or exFATのみ)
以下を参考にいろいろ試してみた。 denneko.co.jp
が、3つある無料ツールのうち、最後の一つが肝心な部分が有料じゃないと使えなくなっていた。 そんなこんなしているとSDカードが認識しない状態になってしまった。
なので、diskpartを使って一旦復元。 Windows 11、10、8、7で破損したSDカードをフォーマットする方法
その後、前述に紹介されていた無料ツールの2つめの以下を使用して、 64GBのSDカードを4GBのSDカードとしてフォーマット。 fat32format 1.01 - PC用ダウンロード無料
これで再度速度を測定。
で、このSDカードを使用して定番の船を出力。
結果としてきれいに出力できるようになった。 もう少し様子を見て色々出力してみる。
また、これで問題が解決していなければ ファームウェアを更新する。 ⇒Crealityの公式っぽいのが追加されていたので
Ender-3 V2 Software& Firmware Download - Creality 3D Printer
(追記)
SDカードの変更前後。左が変更前。右が変更後。 左では、隙間に丸い粒ができていることがわかる。 右ではそれがない。 よって解決したと考える。
Ender-3 V2 BLtouchのセッティング
Ender-3 V2はオートレベリングないとのことで、BLtouchを購入。
以前使用していた、Finderはこのあたり自動だったのでEnderの手動は面倒だった。
中身はこんな感じ。
BLtouch本体とスペアのピン、ケーブル、ケーブルタイ、ネジ、ブラケット3種。
Ender-3 V2用は右のもの。
よくわからないので、動画とか記事とかいろいろ見ていたら、ノズルヘッドを外している動画があった。(ノズルヘッドの通電ケーブルがある線の中に、BLtouchのケーブルを通していた)
が、今回は必要なしと考えここは外さない。
BLtouchを取り付けるために、裏面のカバーを外す必要があるが、
裏面カバーを外すためには、まず以下のネジを外す。
次に裏目の3つのネジを外す。
外したらこんな感じ。裏面カバーのファンが基盤とつながっているので注意する。
Ender-3 V2はBLtouch用のコネクタが用意されてる。
カラフルなケーブルの上にある6ピンのコネクタがそれ。
(あと、写真取っていてよかったのだが、ここでファームのバージョンを確認しておく必要がある。V4.2.2だった)
BLtouchのケーブルを接続。差しが甘い感じがするが、これ以上差すこともできない。
一旦カバーを閉じて、通電してみる。
光ったので通電確認ができた。
BLtouch本体にブラケットを取り付け。
ノズルヘッドのここに取り付ける。
取り付けた。
ケーブルは、こんな感じで既存のケーブルにタイで固定。
再度通電確認。
で、続いてはファームウェアの更新。
以下にあるかな?と思ったが、V4.2.2のものがない。
Ender-3 V2 Software& Firmware Download - Creality 3D Printer
そこでCrealityにてBLtouchで検索。
Ender-3 V2用のものがあったのでダウンロード。
Zipを展開したら以下があった。
で、4.2.2の方を開くと…
以下。
どれだ…?
BLtouch with adapterを調べるとピン27の画像が出てくるが今回は違うので除外。
フィラメントセンサーもないので、Non-adapterを選択する。
SDカードはフォーマットし、Non-adapterのbinを入れて起動。
無事更新された。が、全部英語になった。(日本語選べなくなった。)
Levelが追加されたのを確認。ファームウェアが無事アップデートされたことがわかる。
高さ調整別途行う必要がある。
AutoHomeを実施すると、今までヘッドノズルが左手前に来ていた。
BLtouch取り付け後は、BLtouchが中心に来るようにヘッドノズルが移動する。
その上で、MoveでZ軸を調整する。
Z軸の数値がマイナスまでいけるようになっているので、紙一枚が引っかる程度の高さに調整。調整後、「level」を実行する。
(他にもPrepareに"Z-offset"があるので、このあたりも駆使して調整)
調整後、Level Testを行う。
試したのは以下の2つのデータ。
Bed Level Stripes Test by PD_224 - Thingiverse
Ender 3 Bed Level by Elproducts - Thingiverse
いい感じ(黒でわかりにくい)
BLtouchは、「level」を実行すると、それぞれのポイントを測位し、Z-offsetの値を基準にメッシュデータが作られ、SDカード内にEEPROMが保存される。
以降、このメッシュデータを使用して傾き補正をしながら出力を行うらしい。
次回、軸調整を行い、自作のトラックボール傾斜スタンドあたりを出力してみる。
Ender-3 V2 レベリングナットの交換
Ender-3 V2はレベリングナットが緩いという記事や動画をいくつか見た。
ので、Amazonで以下を購入。約2000円。
実際、デフォルトのレベリングナットはかなり緩く、ちょっと当たるだけで回転してしまっていた。
交換前はこんな感じ。
まずはガラスベッドを取り外す。
こんな感じ。ここのネジを外していく。
外したらこんな感じ。
レベリングナットの比較。
元のものが左で、交換パーツが右。アルミ製でかっこいい。
続いて、スプリングの比較。
下が元のスプリング。上が交換のスプリング。
だいぶ長さも違うし、巻の強さも量も違う。
で、元のスプリングをすべて外し一つずつスプリングとナットを入れ替えていく。
入れ替えたらこんな感じ。
この状態でレベリングを行おうとしてみたが、
ノズルがベッドに直撃。
かなりナットを締めないといけないことが判明。
不安になるレベルで締めないといけない。
実際、不安になったので、Z軸スイッチの高さを上げた。
この状態でレベリングを行い以下のようになった。かなりいい感じである。
次回、軸の調整 か BLtouchの設置のどちらかを行う。
Ender-3 V2開封&組み立ての儀 その3
組み立てはできたので、電源入れて色々動かしていく。
電源を入れて「準備」から「オートホーム」を実行するも、しばらくお待ちくださいから動かない。
オートホームがそもそもなにか調べると、全軸を0に持っていくことらしい。
で、オートホームのときの動きを改めて見てみると、Z軸は動いているものの、X軸/Y軸が動いていないことに気付く。
そこで、電源ユニットのX軸とY軸のピンを入れ替え。
するとオートホームで動き出した。
続いて、レベリング調整。
オートホームの位置からA4用紙がギリギリ引っかかるくらいの高さになるようにベッドをレベリング。
各四隅で実施。
やってるうちに最初に調整終わったものがズレていくので合計5回やった。
その後、予熱を実行し、フィラメントをセット。
ノズルからフィラメントが出るまで、「準備」の「軸移動」、「押出機」の数値を増やして繰り出しを行った。
無事、フィラメントがノズルから出たので、適当なサンプルデータをSDカードに入れて印刷
サンプルデータはCreality Slicerを使い、Gコードを生成した。
これまで、flashforge社のスライスソフトを使っていたのでここらへんも慣れていかないといけない。
で、肝心の出力は以下のようになった。
これで一旦組み立てから出力までは出来た。
結局、開封から出力まで4時間ちょっとかかった。
⇒ブログを書きながらだったのでちゃんとすればもっと早かったかも
次回、オートレベリングのBLtouchとレベリングナットの入れ替えを行っていく。
Ender-3 V2開封&組み立ての儀 その2
続いて、組み立て3項目に移る。
X軸のプロファイルは、ガントリー上のプロファイルよりも長いやつ。
穴の間隔が短い方をXE軸キットに取り付ける。
ちなみに長い方はこっち。
全部取り付けてこういう感じ
ベルトの先はこんな感じになったが…
君写真(説明書)と違くない…?
この位置が正解っぽい。
どうやら、これがノズルキットに繋がるっぽい。
4項目。
ノズルキットはベースアセンブリにくっついてるやつ。
ほかは他はこれら。
たぶんノズルキットのここにベルトの端を挟めばええんだろ!?
4項終了時点でこんな感じ。
5項。
これらを組み上げる。
そして、ここでノズルヘッドにベルトの端をつけてはいけなかったことに気付く。
先にX軸テンショナーを取り付けないといけない。
一度外してテンショナーのテンションブロックを取り付け。
これで出来た。
6項目。
組み立てた奴らを合体させる。
が、うまいことハマらず、ここで少し苦労した。
T字型スクリューのチューブは外しておく。
あとは、締め具合などを調整したら入るようになった。
7項目。
かガントリープロファイルとディスプレイキットをつける
大きな苦労なく取り付け。
8項目。
マテリアルナットが最初から一つになってたが気合でひねったら外れた。
取り付け完了。
9項。
配線類。
取り付け完了。
テルロンチューブのところに、ブルワイヤークリップもつける
電圧は110Vに変更。
10項。
調整がうまく行ってるかわからん…。
一旦良しとする。
続く。
Ender-3 V2開封&組み立ての儀 その1
完成した結果がこれ。
Enderの開封と組み立てを行っていく。
箱のサイズはこんな感じ。140サイズ。
まあこんなもんかな?というサイズ感。
半組み立て方式なのでこの程度で済んでいる。
ちなみにFinderの箱はバカでかい。
こちら組み立て済みなのでこのサイズ感やむなし。
Enderに戻って…
開けたらこんな感じ。みっちり詰まってる。
とりあえず説明書あたりを開く。
入っていたのは日本語の説明書と、保証書と合格証など。
内容物は以下。
組み立てを行っていく。
説明書では組み立てから初回印刷まで15項ある。
まず1項目。
ベースアセンブリに取り付けとあるが、ベースアセンブリにノズルキットがつながっている。(説明書にはつながってる風に書かれていない)
またZ軸のプロファイルを取り付けるが、どれがZ軸のプロファイルがわからない。
これか…?
箱の下にまだいろいろ入ってた。
どっちだ…??
長い方が正解のZ軸プロファイルっぽい。
説明書によると、縦に2つ穴が空いている方が、Z軸プロファイル(右)の様子。
あとこいつらもいる。
まずは、Z軸プロファイル(左)にZ軸リミットスイッチキットを取り付ける。
側面につける形。リミットスイッチ底面ととプロファイルの底面を揃えるようにする。
取り付けるとこんな感じ。
左
コードを挟まないように気をつける。
右
それぞれ穴の位置を説明書を見て合わせておかないといけない。
ここまでで全体はこんな感じ。
続いて2項目へ。
こいつらを取り付けていく。
T字型スクリューをモーターキットに差し込んでずっと回してた。
ネジじゃなかった…。
モーターキットの横のネジを回して締めないと行けなかった
これをZ軸プロファイル左の後ろに取り付ける。
ここのネジがすごくハマりにくかった。
ちょっとずつ回して入れ込むことに成功。
2項目はこれで終わり。
続く。
この度Ender-3 V2購入!!
昨年、コロナ禍で自粛生活が始まったときに家でなにかできる趣味をと思い、メルカリでFlashforgeのFinderを購入した。
主目的はボードゲームのインサート作りのため。
3Dデータの作成も学びながらちまちま続けてきた。
そして今年の3月にFinderの熱電対が故障し修理に出したが、1ヶ月後にまた壊れた。
で、困ったので新しいのを買おうを思い、Ender-3 V2を購入した。
Finderは無改造で遊んでいたので、Enderは少し改造などをして遊ぼうと思う。
このブログは、その改造やEnderの設定などの備忘録として残していく。